カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞するなど話題の韓国映画「パラサイト半地下の家族」、気になったんで早速、観てきました。
半地下に住む無職の家族が、裕福な家族の家に寄生(パラサイト)するように住み着いて行く、社会派ブラックコメディ&バイオレンス(言っちゃった)と言った作風で面白かったです。
監督
ポン・ジュノ
脚本
ポン・ジュノ
ハン・ジンウォン
音楽
チョン・ジェイル
キャスト
キム・ギテク/ソン・ガンホ
キム・ギウ/チェ・ウシク
キム・ギジョン/パク・ソダム
キム・チョンソク/チャン・ヘジン
パク・ドンイク/イ・ソンギュン
パク・ヨンギョ/チョ・ヨジョン
パク・ダヘ/チョン・ジソ
パク・ダソン/チョン・ヒョンジュン
ミニョク/パク・ソギュン
ムングァン/イ・ジョンウン
他
あらすじ
韓国では貧困者層の住むイメージの半地下の住居、そんなジメジメとしたWiFiの電波もまともに入らない家に暮らす4人家族の息子ギウの元に、友人で大学生のミニョクがある日、家庭教師のピンチヒッターを頼みに来る。
教えるのは、裕福なパク家の娘ダヘ、ギウは甘い言葉で唆し、ダヘをあっという間に手懐ける。
その後、ギウは妹のギジョンをパク家の息子ダソンの美術教師に推薦すると言った具合に、家族全員が自然にパク家にパラサイト(寄生)する。
格差の違う2つの家族が出会った事で物語は予想だにしない結末を迎える。
「パラサイト半地下の家族」感想は
まず半地下の住居と言うものに対しての概念が日本と韓国では全く違ってて、韓国では貧しさの象徴みたいに捉えられてることが、興味深かったです。
と言うのも今は売却しましたが、以前、住んでた持ち家が東京都内にある半地下、地上2階建ての住宅だったからです。
半地下の部分に当初は姉が住んでたんですが、出ていったあとは私の部屋になったりした事もありました。
確かに除湿器が意味をなさないくらいジメっとしてるんですが、慣れると心地良かったです。(キノコみたいだけど)
そんな半地下に暮らす無職の4人家族が、裕福な家庭に巧みにパラサイトしていく様子や、それによって引き起こされる事件を題材にしたストーリーです。
テーマとしては格差社会や、個人的には韓国の置かれた状況を伝えてるような気がしました。(北朝鮮をネタにしたシーンがわかりやすい)
物語全体を通してそんな捉えかたも出来ました。(あくまで個人的です)
裕福なパク家に棲みつくも、やはり本物の富裕層にはなれないキム一家、脱北者が必死に韓国に亡命してキャリアやスキルもそれなりにあるけど賃金の安い職にしかつけない事も多いのに似てるような。
そんな韓国国内の状況や、北と南の格差みたいなものを感じました。
考え過ぎかな
テーマとしては重いんですがその辺を笑いや、映像美で観客に分かりやすく伝えた作品と言った印象を受けました。
私は気づかなかったんですが、映像に自然にボーダーラインとなる物を配置したり、
ガラスや照明が境界線になるようなカメラワークを使って格差を表現していると言った意見もあったり、
1回観ただけじゃ気付かないようなメッセージが至る所に散りばめてあります。
また、韓国特有の小ネタみたいなものでメッセージを伝えてたり、色々勉強して見直したらもっと楽しめそうな映画です。
バイオレンスが苦手な人は微妙ですが、今年1発目のオススメですよ。
私なんか素直に観ていただけで、気になった事と言えば、キム家の娘ギジョンはどうやってダソンを手懐けたのかと言った単純な事だったりします。(脅したのかな~とかね)
最終的にはけっこうなどんでん返しが起きて家族は、離ればなれになるんですが
ギウが最後にお金を稼いでまたあの家に皆で住もうと一縷の望みを抱くシーンで終わります。
ハッピーエンドとは言えないけど何となく爽やかな気分で映画館を出れました。
エンディングで流れたこの曲が良かったのかな。
歌ってるのはギウ役のチェ・ウシクさんで「Soju One Glass(ソジュワングラス)」「焼酎1杯」って意味だそうです。
そんなミーハー目線で気になったキャスト2人を紹介したいと思います。
「パラサイト半地下の家族」注目のキャストは?
映画の中では教師と生徒だけどそれ以上の関係だった2人ギウとダヘ、好演していたのが、
チェ・ウシクさんとチョンジソさんのお2人です。
チェ・ウシクさんはこの映画では髪型のせいか松田龍平さんにそっくりなんですよね。
既に日本でも注目されてますね。
チェ・ウシク
1990/3/26(記事作成時29歳)
出身地 韓国ソウル
身長 181cm
カナダ育ちで英語が堪能
出演作品
「ホグの愛」「オクジャ」「屋根部屋のプリンス」他…
チョン・ジソ
1999/9/17(記事作成時20歳)
出身地 韓国ソウル
身長 160cm
2012年ドラマ「メイクイーン」で女優として子役デビュー
チョン・ジソさんはアイドル的なルックスで今後、日本でも人気出そうな感じですね。
以上、「パラサイト半地下の家族」感想や気になるキャストに関する記事でした。
最後までお付き合いくださりありがとうございます。
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