「カイジファイナルゲーム」公開を記念して金曜ロードショーでも前2作が放送されたり好調なようですが、
ファンの間では映画シリーズ最終作となる今作は酷評が目立ってます。
その辺の理由も考察しながら感想をまとめていこうと思います。
最後までよろしくお付き合いください。(ネタバレあり)
監督
佐藤 東弥
原作・脚本
福本 伸行
徳永 友一
キャスト
伊藤カイジ/藤原 竜也
高倉 浩介/福士 蒼汰
黒崎 義裕/吉田 鋼太郎
桐野 加奈子/関水 渚
廣瀬 湊/新田 真剣佑
東郷 滋/伊武 雅刀
大槻 太郎/松尾スズキ
坂崎 孝太郎/生瀬勝久
遠藤 凛子/天海祐希
他…
あらすじ
2020年オリンピック終了後の日本経済は一気に失速して、国民の4割が定職に着けない程に悪化していた。
相変わらず派遣労働に身を置き底辺の暮らしを送っているカイジ
彼の元に地下で労働していた頃の班長大槻が儲け話を持ち掛けてくる。
大槻の紹介で「バベルの塔」と言うギャンブルを制したカイジは、開催者の東郷の元を訪ねる。
東郷の依頼は国のトップ達の策略を阻止する為に資金を調達すると言うもので、
カイジは雇い主でもある黒崎との因縁に決着を着ける為その依頼を引き受ける事に、
果たしてカイジは日本を救えるのか!?
カイジを待ち受けるギャンブルとは!?
感想やファンの酷評について考察
個人的な感想としては面白いと思いましたが、カイジファンの間では原作の世界観が皆無だと酷評が目立ってます。
オリンピック終了後の経済が破綻しそうな日本と言う設定が少し怖いですが、そんな日本を救う為に資金集めをする東郷の手伝いをする設定でカイジはギャンブルに挑む訳です。
今作はこのギャンブルが賭けの要素が少なくて酷評の理由はその辺もあるんじゃないでしょうか。
私的にはバベルの塔のシーンで鉄骨渡りが再登場したり面白いと思いましたけどね。
メインの人間秤は確かにギャンブルと言うよりは、選挙の投票的な要素が強めな気がしました。
メインなだけに尺も長いし、カイジの命懸けのギャンブルを期待すると少し違うのかな~とは思います。
ひとつ気になったのは明らかに圧力を掛けて自分を有利にしてる黒崎を観客は不自然に思わない点なんですが
観客も仕込みって設定かな?
でもそれだと勝負する必要ないし
ま、細かい事は気にするなって事ですね。
そんな感じで極限まで追い込まれたカイジは一発逆転を狙って、命懸けのドリームジャンプに挑む訳ですが、
その辺のシーンがあまりにもサラッとし過ぎてて、もう少し重みのあるシーンにして欲しかったとは思います。
最後は1枚の端の欠けたコインで勝負が決まるんですが、その辺も細かく言うとツッコミどころではあります。
ま、それ程重き1枚って演出だと思います。
酷評なれどキャストの演技は凄い!
ファンの酷評はあれど、役者陣はベテラン勢も多数出演でその辺に救われた感も無きにしも非ずです。
藤原竜也さん、吉田鋼太郎さん、伊武雅刀さん、個人的に福士蒼汰さんが今回ハマり役って感じでした。
吉田鋼太郎さんの演技も楽しんでる感じで面白かったです。
コアなカイジファンには微妙ですが、キャストのファンの方、藤原竜也さんのビールのくだりが見たい方(笑)
オススメです。
以上、「カイジファイナルゲーム」の感想や酷評についての考察でした。
最後までお付き合いくださりありがとうございます。
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